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検察官や裁判官に対する無謬性信仰、情報の非対称性、専門性の壁、閉鎖性といった問題点が放置されている点で、司法界は50年以上前の医療界とそっくりです。医療訴訟ではしばしば理不尽な判決が下されることがあります。裁判官や検察官に医療のことは分からないのです。ですから、刑事裁判で医師が彼らに間違った判断を示せば、えん罪は簡単に成立してしまいます。病気と診断されていた5例を、すべて殺人行為の対象と誤って認定したのは、私たちと同じ医師です。すなわち、その過ちによる悲劇に終止符を打てるのも、やはり医師だけではないでしょうか。
「筋弛緩剤中毒事件」は無罪だと断言できる根拠:日経メディカル オンライン